日本では当たり前のように使われている電気が、開発途上国では電気が無い世帯が多く、全世界で約16億人が未電化地域で生活しています。電力インフラが未整備の多くの発展途上国では、明かりがない暮らしがほとんどです。東南アジアの農村部や、アフリカなどでは夜の時間の明かりを確保することすら難しい状況です。こうした農村部の子供たちは、満足な明かりが確保されないことから、暗闇の中での自習は困難を極めています。
一般財団法人Pan Asian協会では支援企業が開発した発電機システムで、インフラ整備を途上国のために推進してまいります。夜間の安定した明かりの確保は、単なる部屋を明るくするという行為だけではなく、彼らの生活自体を激変させる効果があると思います。そんな電気が通っていない地域のための革新的な発電機システムを供給致します
発展途上国では国民への電力供給が大きな課題となっています。世界では現在、約16億人が電気のない生活を送っています。
電気があれば、教育・通信・農業・商業など様々な分野で大きな改善が見込めます。これらの地域において、Pan Asian協会の開発技術で無電化地域の人々のくらしを向上するための取り組みを進めています。
タンザニアは年率約6%の経済成長を遂げており、今後も約7%の成長が見込まれています。経済成長に伴い電力需要も年率10%前後のペースで増加しており、20年後には現在の8倍の約7,590MWの電力需要が必要と予想されています。現在、タンザニアには1,376MWの発電設備がありますが、老朽化や送配電ロスなどが原因で、ピーク需要934MWも満たせていない状況です。US財団本部では現在送電線を建設、関連変電所の整備を行うことで、タンザニア国内の安定的な電力供給だけでなく東部アフリカ地域の電力融通の促進・供給信頼度の向上を図り、経済活性化・地域活性化を促すことができます。
また経済成長に伴う電力不足は、アフリカ全体においても重要な課題となっています。その対策の1つとして、安価で安定的な電力を各地域内で融通する「パワープール」と呼ばれる取り組みが行われています。東アフリカにおいては、豊富な水力を有するエチオピアから、電力需要の高いケニアやタンザニアへの融通計画が策定されています。